神奈川県平塚市の食肉販売会社の冷凍食品から病原性大腸菌、O157が検出され、この製品を食べた17人が腹痛などの症状を訴え、このうち子ども2人が重症で入院しているということです。
O157が検出されたのは平塚市の食肉販売会社「肉の石川」の冷凍食品「和牛・相模豚 メンチ 肉の石川」で、賞味期限が来年2月26日のものです。
神奈川県によりますと、先月、この製品を食べた1歳から79歳の男女17人が腹痛や下痢などの症状を訴え、このうち5歳の男の子と8歳の女の子の2人が重症で入院しているということです。
保健所が調べたところ、全員から病原性大腸菌、O157が検出され、販売前の製品からもO157が検出されたということです。
この製品は、肉の石川が静岡県にある会社に委託して製造したもので、賞味期限が来年2月26日のものは大手スーパー、イトーヨーカドーの神奈川県と千葉県にある26の店舗に2010個が納入され販売されたということです。
神奈川県によりますと、イトーヨーカドーではこの製品とともに賞味期限が異なるものについても自主回収を進めているということです。神奈川県は「購入した人は、食べずに販売店に必ず連絡してほしい」としています。
-- NHK NEWS WEB