auを展開する携帯大手のKDDIは、15年前にスタートさせた第3世代の携帯電話サービスを、2022年の3月末で終了することになりました。
発表によりますと、KDDIは、2003年にサービスを始めた第3世代の携帯電話サービス「CDMA1X WIN」を2022年3月末で終了します。
これに伴って使えなくなるのが、アップルのiPhone「4S」と「5」、それに「ガラケー」と呼ばれる携帯電話のうち、現在主流になっている第4世代の通信回線に対応していないものです。
サービスを終了するのは、第4世代が普及してガラケーからスマートフォンへの乗り換えが進み、第3世代の利用者が大きく減少しているためです。
KDDIは、現在の利用者には機種変更する際の契約手数料を無料にするなどして、スマホへの移行を促したいとしています。
携帯大手3社のなかで、第3世代の終了時期を正式に発表したのはKDDIが初めてで、NTTドコモは利用状況を見ながら2020年代半ばに終了することを検討しているほか、ソフトバンクは現時点では対応を決めていないということです。
-- NHK NEWS WEB