大手企業のこの冬のボーナスは、好調な企業業績を背景に過去最高を更新しそうです。去年の実績を3万円余り上回って、95万円を超える見込みです。
経団連は、東京証券取引所1部に上場する、従業員が500人以上の企業を対象に、この冬のボーナスの額を調べ、このうち回答があった75社の状況を、第1回の集計として公表しました。
それによりますと、従業員1人当たりのボーナスの平均は95万6744円で、去年に比べて3万2306円、率にして3.49%上回る見通しで、第1回の集計としては過去最高を更新しました。
業種別では、自動車が99万9000円余り、機械金属が94万4000円余り、食品が93万8000円余りなどとなっています。
今回の集計では、回答のほとんどが製造業で、ことしの春闘で決めたボーナスの額が高かったほか、上半期の好調な業績を反映している企業もあるということです。
経団連は、来月下旬に最終的な集計をまとめる予定ですが、企業業績は全体として好調なため、新たに回答する企業を加えても高い水準が見込まれるとしています。
-- NHK NEWS WEB