16日午前、岐阜県本巣市で、男が乗用車の一時停止をせずに走り去り、その後、制止をきかずに抵抗してきたなどとして、警察は拳銃1発を威嚇射撃したうえで男を逮捕しました。男にけがはなく、抵抗したことについては容疑を否認しているということです。
16日午前9時50分ごろ、本巣市内の交差点で交通取締りをしていた北方警察署の45歳の警察官が、一時停止をしなかった乗用車に止まるよう指示しましたが、そのまま走り去ったということです。
警察官がおよそ2キロ離れた場所で追いつき、逮捕する旨を告げると、運転していた男が馬乗りになって首を絞めようとするなど制止をきかずに抵抗してきたため、上空に向かって拳銃1発を威嚇射撃したということです。
男にけがはなく、駆けつけた別の警察官に道路交通法違反と公務執行妨害の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、大垣市の自称会社員、早野弘樹容疑者(27)で、調べに対し、一時停止しなかったことは認めているものの、抵抗したことについては否認しているということです。
一方、威嚇射撃をしたことについて、北方警察署は「現時点では適正な職務執行だと考えている」としています。
-- NHK NEWS WEB