来年春に卒業する予定の大学生の就職内定率は先月1日現在で77%となり、この時期としては、同じ方法で調査を始めた平成8年以降、最も高くなりました。
厚生労働省や文部科学省は先月1日現在の大学生の就職内定率について、全国の大学のうち62校、およそ4770人を対象に調査しました。
それによりますと、就職内定率は77%で、去年の同じ時期を1.8ポイント上回り、同じ方法で調査を始めた平成8年以降では最も高くなりました。
地域別では、
▽近畿が最も高く82.1%(前年比+3.4)、次いで、
▽関東が80.5%(+0.7)、
▽中部が76%(+4.0)、
▽北海道・東北が70.4%(ー2.1)、
▽九州・沖縄が69%(+0.3)、
▽中国・四国が64.7%(+5.9)となっています。
厚生労働省は「景気の回復に加えて、人手不足を背景に企業の採用意欲が高まっていて早期に内定を出すなど積極的な採用活動が行われている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB