群馬県内で、ことし6月までの半年間に企業が工場を建てるために取得した土地は件数、面積ともに全国1位となり、県は交通アクセスの向上が背景にあると分析しています。
経済産業省の調査によりますと、群馬県内でことし1月から6月までの半年間に企業が工場を建てるために取得した1000平方メートル以上の土地の件数は34件で、去年の同じ時期と比べて5件増えました。
また面積は、去年の同じ時期よりも約20ヘクタール広い45.9ヘクタールとなり、件数、面積ともに全国1位となりました。
地区別では、太田・館林地区と前橋・伊勢崎地区がそれぞれ9件、高崎・安中地区が6件などとなっています。
業種別では、「金属製品」が9件、自動車などの「輸送用機械」が7件などとなっていて、県によりますと、企業の間で生産拠点の集約や強化の動きが多く見られたということです。
群馬県内で工場用地の取得が進んでいることについて、群馬県企業誘致推進室は「高速道路や幹線道路の整備が進み、都心などへのアクセスが向上したことが評価されたのではないか」と分析しています。
-- NHK NEWS WEB