ことし6月、東海道新幹線の車内で乗客3人が刃物で殺傷された事件で、逮捕されたあとおよそ4か月にわたって精神鑑定が行われた22歳の男について、横浜地方検察庁は刑事責任を問えると判断し殺人などの罪で起訴しました。
起訴されたのは、住所不定、無職の小島一朗被告(22)です。
起訴状によりますと、ことし6月、新横浜駅と小田原駅の間を走行していた東海道新幹線の車内で乗客の男女3人になたなどで切りつけ、兵庫県尼崎市の会社員、梅田耕太郎さん(38)を殺害したほか、女性2人にけがをさせたとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われています。
これまでの警察の調べに対し「以前から人を殺したいという願望があり、誰でもよかった」などと供述していたということで、横浜地方検察庁小田原支部は、今月13日までおよそ4か月にわたって専門家による精神鑑定を行っていました。
その結果、刑事責任を問えると判断して19日、起訴しました。
検察は小島被告の認否を明らかにしていません。
-- NHK NEWS WEB