18日行われたゆるキャラグランプリで、三重県四日市市のキャラクター「こにゅうどうくん」は、事前のインターネットでの得票で暫定1位につけながら4分の1以上を無効とされて3位になりました。「こにゅうどうくん」をめぐっては、市が組織票を投じたことがわかっていますが、森智広市長は「組織票という認識はなく試みたことは間違っていない」と述べました。
四日市市は、ゆるキャラグランプリで、「こにゅうどうくん」への投票に必要なIDを得るためフリーメールのアドレスをおよそ2万作成し、各課に配って組織票を投じていたことが明らかになっています。
18日は大阪で決選投票が行われ、事前のインターネット投票で暫定1位となる118万票余りを獲得しながら実行委員会から30万票以上を削除され、80万7592票で3位となりました。
19日の会見で森市長は「当初の目標どおり市のプロモーションを進め、一体感を作ることができたので3位だが非常に満足だ」と振り返り、来年のグランプリには参加しない意向を示しました。
そのうえで「地方創生のために進めてきた取り組みを組織票と言われるのは悲しい。今も組織票という認識はなく試みたことは間違っていない」と述べました。
さらにインターネットの得票について、実行委員会が不適切な票をシステム会社と相談したうえで削除したことについて森市長は、「もう少し明確なルールづけをしてほしかった」と苦言を呈しました。
-- NHK NEWS WEB