週明けの19日のニューヨーク株式市場は、アップルが新型アイフォーンの生産を大幅に減らすという報道をきっかけにIT関連の銘柄に売り注文が広がり、ダウ平均株価は先週末に比べて一時500ドル以上下落するなど大きく値下がりしました。
19日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は、先週末に比べて395ドル78セント安い2万5017ドル44セントでした。
この日は大手IT企業アップルが、ことし秋に発売した新型アイフォーンの生産数を大幅に減らすという報道が伝わって、アップルをはじめIT関連株を中心に売り注文が広がりました。
このため、ダウ平均株価の値下がり幅は一時、先週末に比べて500ドルを超えました。
また、IT関連株が多く売られたことで、新興市場のナスダックはダウ平均株価を大きく上回る3.03%の下落を記録しました。
市場関係者は「スマートフォンの売れ行きが鈍れば景気の先行き不安にもつながる。米中の貿易摩擦やイギリス政局への懸念に加え、日産自動車のゴーン会長の逮捕で、ルノーがあるフランス経済への悪影響を心配する声もでている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB