国内最大手の旅行会社「JTB」の中間決算は、自然災害の影響でキャンセルが相次いだことなどから、最終損益が中間期としては9年ぶりの赤字となりました。
JTBのことし4月から9月までの中間決算によりますと、グループ全体の売り上げは、前の年の同じ時期に比べ4.4%増えて6867億円でした。
しかし最終損益は、中間期としては平成21年以来9年ぶりとなる11億円の赤字でした。
これは、西日本豪雨や北海道の地震など自然災害が相次ぎ、国内や海外で個人向けを中心に旅行がキャンセルとなって収益が落ち込むなどしたためです。
会社では「9月以降は、旅行商品の戦略の見直しや、北海道で復興支援の旅行商品の取り扱いが増えるなどしているため、利益の増加が見込める」としています。
-- NHK NEWS WEB