20日のニューヨーク株式市場は、IT関連株への売り注文から景気の先行きに対する懸念が広がり、ダウ平均株価は、19日に比べて大幅に値下がりしています。
19日に400ドル近く値下がりしたニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、20日も小売企業の業績やIT大手アップルの業績見通しに対する不安などから幅広い銘柄で売り注文が出て、大きく値下がりして取り引きが始まりました。
またリスクを避けようと、ドルを売って円を買う動きも強まっており、ニューヨーク外国為替市場では円高が進んでいます。
市場関係者は「感謝祭を木曜日にひかえ、市場参加者が少ないのも大きな値動きにつながっているが、米中の貿易摩擦などを念頭に、来年以降の景気先行きに対する懸念が根強くある」と話しています。
-- NHK NEWS WEB