自動車メーカーのホンダは、先月、リコールの対象になっていた車で、タカタ製のエアバッグが異常破裂したと見られる事故があり、運転していた女性が軽いけがをしたとして、リコールの対象になっている車の部品の交換などの対応を呼びかけています。
ホンダの発表によりますと、先月27日、神奈川県内で、ホンダの小型乗用車が前を走る車に追突し、運転していた女性が右足の太ももにやけどを負ったということです。
追突した際、助手席側のエアバッグから金属片などが飛び散ったということで、熱を帯びた金属片が足にあたって、やけどをしたと見られますが、けがの程度は軽いということです。
エアバッグを製造したタカタが調べたところ、エアバッグが何らかの原因で異常に破裂したと見られるということです。
今回、事故が起きた車種は、平成26年12月にリコールの届け出が行われ、ホンダは販売店を通じて通知を郵送していましたが、女性が転居していたため届いていなかったということです。
また、去年10月の車検の際も、リコールの対象であることを女性に伝えましたが、部品の交換は行われていなかったということです。
ホンダは「リコールの対象車は、販売店などで速やかに部品を交換してほしい。リコールの対象かどうかわからない場合は、会社のホームページやコールセンターで確認してほしい」と呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB