再来年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、スポーツに楽しむ人を増やそうと、東京・千代田区の日比谷公園にランニングをする人などが利用できる新たな施設がオープンすることになりました。
この施設は、東京都公園協会と大手スポーツ用品メーカーなどが日比谷公園の中に開設したもので、23日のオープンを前に21日は小池知事などが出席してオープニングセレモニーが行われました。
この中でゲストとして招かれたシドニーオリンピックの女子マラソンの金メダリスト、高橋尚子さんは「再来年の大会ではこの場所が応援の拠点にもなると思うので、多くの人が集う場所になってほしい」とあいさつしました。
この施設にはランニングをする人などが利用できる有料のロッカールームや、健康に配慮した食事を提供するカフェが設けられています。
また東京大会を盛り上げようとギャラリーも設けられ、1964年の東京大会の公式パンフレットやメキシコオリンピックの男子マラソンの銀メダリスト、君原健二さんのユニフォームなどが展示されています。
日比谷公園の周辺は東京大会でマラソンのコースとなることから、都はこの施設を多くの人に利用してもらい、大会への機運を高めていきたいとしています。
-- NHK NEWS WEB