日産自動車の臨時の取締役会は続いています。金融商品取引法違反の疑いで逮捕されたカルロス・ゴーン会長の会長などの職を解くことなどを諮っています。
日産の臨時の取締役会では、ゴーン容疑者の会長と代表取締役の職、同じく逮捕されたグレッグ・ケリー容疑者の代表取締役の職を解くことなどが協議されています。
一連の不正の背景とされるゴーン会長に権限が集中した経営体制のあり方などを検証するため、弁護士や識者など専門家による第三者委員会の設置についても決めることにしています。
また、ゴーン会長ら2人の取締役としての職は、株主総会の決議事項であるため、日産は、毎年6月に予定している定時の株主総会よりも前に臨時の総会を開き、2人の退任の提案を検討しています。
日産が20年にわたり経営トップをつとめたゴーン会長を解任しようとするのに続いて、グループ会社の三菱自動車も来週には取締役会を開き、解任の提案を予定しています。
一方、ルノーは20日、臨時に開いた取締役会で、カルロス・ゴーン会長の会長兼CEOの職を解くことは見送っています。今後の3社の関係も焦点になります。
-- NHK NEWS WEB