イタリアの高級ブランド「ドルチェ&ガッバーナ」が、インターネット上に投稿した動画が中国を侮辱しているなどと批判が強まったことを受けて、創業者のデザイナー2人が、中国語で「ごめんなさい」などと謝罪する動画を発表しました。
イタリアの高級ブランド「ドルチェ&ガッバーナ」が今月、アジア系の女性モデルが箸を使って不器用にピザを食べる動画を作成し、インターネット上に投稿したところ、中国国内で「箸を使う文化を侮辱している」といった批判が広がりました。
これを受けて23日、「ドルチェ&ガッバーナ」の創業者のデザイナー、ドメニコ・ドルチェ氏とステファノ・ガッバーナ氏は、インターネット上で約1分30秒の動画を発表しました。
この中で、2人は、イタリア語で「自分たちの言動によって、中国の人たちや国家に与えたすべてのことに心を痛め、真摯(しんし)に反省している」などと述べました。
そして、最後に2人は、中国語で「ごめんなさい」と述べ、謝罪しました。
今回の騒動を受けて、中国では「ドルチェ&ガッバーナ」のファッションショーが中止に追い込まれたほか、複数の大手通販サイトで商品が検索できなくなるなど波紋が広がっていて、2人の謝罪を受けて、批判が収まるのか注目されます。
-- NHK NEWS WEB