ことし9月から先月にかけて、千葉県の九十九里浜で千葉県八街市の75歳の女性の遺体が切断された状態で見つかった事件で、警察は遺体を遺棄した疑いなどで、同居する37歳の長男を逮捕しました。
逮捕されたのは八街市の自称会社員、山田基裕容疑者(37)です。警察の調べによりますと、山田容疑者はことし9月下旬、八街市内の自宅で、母親の容子さん(75)の遺体を切断したうえ、大網白里市など九十九里浜の周辺に遺棄した疑いが持たれています。
海岸線付近では9月下旬から先月にかけて、切断された女性の胴体や頭部などが相次いで見つかり、その後、歯の治療の痕などから容子さんのものと確認されていました。
捜査関係者によりますと、同居する長男の山田容疑者が捜索願いを出していないなど不自然な点があったほか、当時、九十九里浜の周辺を車で走行していたこともわかったということで、警察が先週から事情聴取を続けた結果、23日夜、逮捕しました。
調べに対し、容疑を大筋で認めているということです。
警察は事件の動機などを調べるとともに、母親の容子さんが死亡した経緯についても捜査することにしています。
-- NHK NEWS WEB