千葉県の九十九里浜の周辺に切断した母親の遺体を遺棄したとして、同居する長男が逮捕された事件で、この長男が事件後、自宅の風呂場をリフォームしていたことが捜査関係者への取材でわかりました。警察は遺体を切断した際の痕跡など、証拠を隠滅するためだったとみて調べています。
ことし9月から先月にかけて、千葉県の九十九里浜の周辺で、女性の切断された遺体が見つかった事件では、千葉県八街市の自称会社員、山田基裕容疑者(37)が、同居していた母親の容子さん(75)の遺体を遺棄したなどとして逮捕されました。
警察によりますと、調べに対し大筋で容疑を認めているということです。
その後の調べで、事件後の先月上旬、山田容疑者が自宅の風呂場を業者に依頼してリフォームしていたことが、捜査関係者への取材でわかりました。
警察は自宅の風呂場が遺体の切断などに使われたとみて、先週、捜索しましたが、すでに真新しいものに替えられたあとだったということです。
警察は切断した際の痕跡など、証拠を隠滅するためにリフォームしたとみて調べるとともに、容子さんが死亡した経緯についても捜査を進めています。
-- NHK NEWS WEB