千葉県の九十九里浜の周辺に母親の遺体を遺棄したとして同居する長男が逮捕された事件で、この長男が事件のあと車の買い替えを業者に相談し、所有する車を下取りに出そうとしていたことが捜査関係者への取材でわかりました。警察は、遺体を運ぶのに使った車を処分しようとしたと見て調べています。
ことし9月から先月にかけて、千葉県の九十九里浜の周辺で女性の切断された遺体が見つかった事件では、千葉県八街市の自称会社員、山田基裕容疑者(37)が、同居していた母親の容子さん(75)の遺体を遺棄したなどとして逮捕されました。
車を使って遺体を運んだと見られていて、調べに対し、容疑を認めているということです。
その後の調べで、山田容疑者が今月上旬になって車の買い替えを業者に相談し、所有する車を下取りに出そうとしていたことが捜査関係者への取材でわかりました。
警察は、捜査が身辺に及ぶ前に車を処分しようとしたと見て調べるとともに、母親の容子さんが死亡したいきさつについても解明することにしています。
-- NHK NEWS WEB