日産自動車、ルノー、三菱自動車工業の3社の経営トップが今後のグループの提携の在り方について協議することになりました。カルロス・ゴーン前会長の後任人事をめぐって日産と大株主のルノーの間で対応が別れる中、協議の内容が注目されます。
協議は、日産の西川廣人社長、ルノーの経営トップ、三菱自動車の益子修CEO=最高経営責任者らで行われます。
協議は、3社が近くオランダのアムステルダムで開くグループの会議で行われ、それぞれの経営トップはテレビ会議システムなどで参加します。
この会議は、3社が連携して行っている部品の調達や開発戦略について担当幹部が話し合うため定期的に開かれていて、日産の会長だったカルロス・ゴーン容疑者の逮捕を受けて、今後の提携の在り方を協議することにしたものです。
3社は、提携を維持することについては一致していますが、日産の株式の43%余りを持つ大株主のルノーが、ゴーン前会長の後任人事をみずから決めることを求める一方、日産内部には資本関係の見直しも含めて経営の自主性を求める意向が強まっています。
このため、3社の経営トップが今後の提携関係について、どのような協議を行うのか注目されます。
-- NHK NEWS WEB