日産自動車のカルロス・ゴーン前会長が経営トップを務めている三菱自動車工業は、自社での会長職などの解任を26日午後開く臨時の取締役会で提案することにしています。
日産自動車のグループ会社、三菱自動車は26日午後、臨時の取締役会を開きます。
三菱自動車はおととし、燃費の不正問題が発覚し、経営の立て直しを進めるために日産から出資を受け入れるとともに、今月19日に金融商品取引法違反の疑いで逮捕されたゴーン容疑者を経営トップに迎え入れました。
三菱自動車での不正は明らかになっていませんが、26日の取締役会では、容疑の内容が法令順守に関わるためなどとして、会長の職と代表取締役の職の解任を提案することにしています。
また三菱自動車で不正が行われていなかったか、内部調査を行っています。
ゴーン前会長をめぐっては、日産の大株主のルノーが20日、臨時に開いた取締役会で会長兼CEOの職を解くことを見送る一方で、日産は22日の取締役会で2人のルノー出身の取締役を含め全会一致で会長職などを解任し、対応が分かれました。
-- NHK NEWS WEB