外国人観光客の消費拡大につなげようと、福岡市内の商店街で多言語の音声翻訳サービスを使って接客を行う実証実験が始まりました
この実証実験は福岡市と大手電機メーカーのNECが共同で26日から博多区の川端通商店街で始めました。
翻訳機は手のひらに収まる大きさで、英語、中国語、韓国語を日本語に翻訳でき、日本語をこれらの言語に翻訳することもできます。
翻訳サービスは国内の研究機関と共同で開発され、特に日本語の言い回しに幅広く対応しているということです。
実験は商店街の11の店で行われ、刺しゅう店では店主の男性が翻訳機を使って、中国人の女性と値段や刺しゅうにかかる時間についてやり取りしていました。
刺しゅう店の店主は「外国人観光客が増えているので、これから翻訳機を使ってコミュニケーションを取ることができれば、より地域の活性化につながるのではないか」と話していました。
福岡市地域産業支援課の小山隆課長は「増え続ける外国人観光客をもっと商店街に呼び込むきっかけにしたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB