26日、埼玉県熊谷市の国道で男女2人を車ではねて、1人を死亡させ1人に大けがをさせたのに走り去ったとして、25歳の会社員の女がひき逃げなどの疑いで逮捕されました。調べに対し容疑を一部否認しているということです。
逮捕されたのは埼玉県熊谷市石原の会社員、小林加奈容疑者(25)です。
警察によりますと、小林容疑者は26日午後5時ごろ、熊谷市妻沼の国道407号線で道路上にいた男女2人を車ではねて、そのまま走り去ったとして、ひき逃げなどの疑いが持たれています。
はねられた2人のうち、近くに住む荻野名都子さん(61)が死亡し、55歳の会社員の男性が左足の骨を折る大けがをしました。
この直前に道路を横断していた荻野さんが、会社員の男性が運転する軽乗用車にはねられ、男性が車の外に出て救護していたところ、2人とも小林容疑者の車にはねられたということです。
警察によりますと調べに対し、「道路上に横たわっているものをひいたが、その時は人だとは思わなかった」などと供述し、容疑を一部否認しているということです。
現場は片側2車線の交通量の多い道路で、警察は当時の状況について詳しく調べています。
-- NHK NEWS WEB