コンビニ最大手のセブン—イレブン・ジャパンが、天候の影響を受けない工場での野菜の栽培に初めて乗り出します。
セブンーイレブンは28日、サラダなどを作っている提携企業が神奈川県相模原市に建設を進めている野菜工場を報道陣に公開しました。
この工場ではレタスが栽培され、来年1月から本格的に稼働し、再来年の春ごろには1日にサラダ7万食分のレタスを収穫できるようにする計画です。
多くの作業が自動化されていて、レタスを栽培する土台には、土ではなく、樹脂が使われ、機械が種を一粒ずつまくほか、日光の代わりにLEDのライトが照らされ、光の色などを調整することで、成長が早まるということです。
健康志向の高まりを背景に、野菜を使った商品へのニーズが高まっている一方で、天候不順などの影響で仕入れ価格が高騰することも多いため、工場での栽培に乗り出すことで、より安定して野菜を確保したいねらいがあります。
セブン—イレブン・ジャパンの古屋一樹社長は「今、異常気象などで良質な商品をいつも仕入れるということが非常に難しい時代になっている。この工場ができたことに、大きく期待している」と話していました。
大手コンビニでは、ローソンやファミリーマートも関連会社などの工場で野菜の栽培を行っています。
-- NHK NEWS WEB