大手電力各社は、火力発電の燃料の輸入価格が上昇していることを受けて、来年1月の電気料金をそろって値上げします。暖房の需要が増す冬場の家庭の負担が増えそうです。
各社の発表によりますと、来年1月の電気料金は使用量が平均的な家庭で、
▽中部電力が83円、
▽東京電力が78円、
▽東北電力が57円、
▽中国電力と沖縄電力が50円の値上げとなります。
また、
▽関西電力が47円、
▽九州電力が42円、
▽四国電力が33円、
▽北海道電力が32円、
▽北陸電力が24円の値上げになります。
これは、火力発電の燃料となる石油や天然ガスなどの輸入価格が上昇したためです。
大手10社すべてが値上げするのは6か月連続で、去年の同じ時期と比べ東京電力が703円、沖縄電力が674円、上昇するなど、暖房の需要が増す冬場の家庭の負担が増えそうです。
一方、都市ガス大手も天然ガスの輸入価格の上昇を受けて、4社すべてが来年1月のガス料金を値上げします。
値上げ幅は使用量が平均的な家庭で
▽大阪ガスと東邦ガスが65円、
▽東京ガスが63円、
▽西部ガスが50円となっていて、多いところではこの1年間で月の負担が400円余り増えることになります。
-- NHK NEWS WEB