東京 中野区にある医療機器製造販売会社が海外から輸入・販売した心臓のペースメーカーなどの医療機器に不具合を起こすおそれがある問題で、販売した会社は患者の体内から医療機器を取り出さず、内蔵されたプログラムを無線通信で修正し、問題に対応することになりました。
この問題は、東京 中野区の医療機器製造販売会社、「ボストン・サイエンティフィック ジャパン」がアメリカから輸入・販売した医療機器のセンサーに不具合を起こすおそれが見つかったものです。
不具合のおそれがあるのは、心臓のペースメーカー、「アコレード」と「アコレードMRI」の2万4639台と、心不全の症状を改善させるための医療機器、「ヴァリチュード」の311台で、その多くが患者の体内に埋め込まれているということです。
これらの製品では、センサーの一部の不具合で患者の脈の強さを誤って認識するおそれがあるということですが、販売した会社は医療機器を体内から取り出さず、内蔵されたプログラムを無線通信で修正し、問題に対応することになりました。
会社では医療機関と連携しながら、年内にもプログラムの修正を始めることにしています。
会社では患者向けの問い合わせ窓口を設置していて、電話番号は0120−033−686、平日の午前9時から午後5時まで受け付けています。
-- NHK NEWS WEB