ことし4月に仙台市で行われたフィギュアスケート、羽生結弦選手のパレードの経済効果について仙台市と宮城県などでつくる実行委員会は30日、およそ18億5000万円に上ると発表しました。
オリンピック2連覇を果たした羽生結弦選手の活躍をたたえる祝賀パレードはことし4月、出身地の仙台市で行われ、およそ10万8000人が訪れました。
仙台市と宮城県などでつくる実行委員会はパレードの経済効果を、大手通信会社から提供された当日会場周辺にいた人たちのスマートフォンの通信状況などのデータをもとに推計しました。
その結果、県外からおよそ2万5000人が訪れたとみられ、飲食や宿泊などの消費を行ったことやグッズを製作し販売した効果などと合わせておよそ18億5000万円に上るとしています。
仙台市の伊藤勝也文化スポーツ部長は「仙台、宮城のイベントにとどまらず、全国、世界のファンが集まる壮大なイベントとなった。経済効果も含めて、改めて羽生選手の影響の大きさに驚いている」と話していました。
-- NHK NEWS WEB