電気自動車のF1とも呼ばれる「フォーミュラE」に、日産自動車が日本のメーカーとして初めて参戦します。昨シーズンまでのルノーを引き継ぐ形でチームの体制を発表するのに合わせて、日産の幹部がルノーとの提携の重要性を強調しました。
フォーミュラEは電気自動車のF1とも呼ばれる自動車の国際レースで、日産は、これまで4年間参戦してきたルノーを引き継ぐ形で日本の自動車メーカーとして初めて参戦します。
30日、東京都内でドライバーなどのチーム体制が発表され、日産のルードゥ・ブリース常務執行役員が「日産とルノーは最高のパートナーだ」などと述べて、両社が手がけてきたレース向けの共同開発など提携の重要性を強調しました。
日産は、来月サウジアラビアで始まる初戦をスタートに、来年7月まで世界各地で行われるレースを戦う予定です。
発表会のあとブリース常務執行役員は報道各社に対して、「この参戦はわれわれが持つベストなものを結集する意味合いがある。日産の電気自動車の開発力、ルノーの経験豊かなレーシング部門が協力し、非常にエキサイティングなものをもたらすことができる」と話しました。
-- NHK NEWS WEB