活用が広がる小型の人工衛星を低コストで打ち上げる日本のロケット「イプシロン」の4号機が来年1月17日に鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられます。人工的に「流れ星」を作るベンチャー企業の衛星などを搭載する予定です。
「イプシロン」は企業や大学などの小型の人工衛星を低コストで短期間に打ち上げるため、JAXA=宇宙航空研究開発機構が5年前から打ち上げを開始した新型の小型ロケットで、来年1月17日に4号機が鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられることになりました。
今回は、東京のベンチャー企業が企画した、金属の玉を宇宙で放出して人工的な「流れ星」を作り出す衛星や、民生品のカメラや通信装置が宇宙空間で使えるか実験をする衛星など、合わせて7機が搭載される予定です。
JAXAは民間の宇宙利用を後押しするため、今回、衛星を載せる企業などの打ち上げコストを負担するほか、およそ1年間にわたって実験運用の支援も行うことにしています。
-- NHK NEWS WEB