北海道木古内町で、中国人11人が不法残留などの疑いで逮捕された事件で、調べに対し「働く目的で入国した」という趣旨の供述をしていることが警察への取材で分かりました。派遣されていた建設現場では、ほかにも中国人47人の行方が分からなくなっていて、警察は、違法な就労が組織的に行われていた疑いもあるとみて調べています。
先月、北海道木古内町で、中国人の男女11人が、不法残留などの疑いで逮捕されました。
関係者によりますと、11人はことし6月以降、短期滞在ビザなどで入国し、千葉県内の会社から、隣の知内町にある太陽光発電施設の建設現場に派遣されるなどしていました。警察によりますと、調べに対し「働く目的で入国した」という趣旨の供述をしているということです。
11人はいずれも就労資格がなく、このうち2人は8月にクルーズ船で長崎港に入り観光目的の一時的な上陸許可しか受けていなかったということです。
関係者によりますと、知内町の建設現場では、ほかにも中国人47人の行方が分からなくなっていて、警察は、違法な就労が組織的に行われていた疑いもあるとみて調べています。
-- NHK NEWS WEB