QRコードを使ったスマホの決済サービス「PayPay」で4日午後、サービスが一時的に使いづらい状態になりました。すでに復旧していますが、運営会社では支払額の20%を還元するキャンペーンを始めるなどした結果、利用が集中したのが原因ではないかとみています。
「PayPay」は、ヤフーとソフトバンクが共同で出資してことし10月から始めたスマホの決済サービスです。
買い物客が専用のアプリをダウンロードし、スマートフォンで表示したQRコードを店側に示したり、店側が示したQRコードを読み取とったりすることで、商品やサービスの決済ができます。
運営会社によりますと、4日午後0時45分から1時間余りの間、アプリの動きが遅くなるなど、サービスが一時的に使いづらい状態になったということです。
原因について、会社では、4日から支払額の20%を還元するキャンペーンを始めたほか、利用できる店舗を大幅に増やしたことで、利用が集中したためではないかとみて調べています。
またこのトラブルで、1回の取り引きで複数回決済してしまった利用者がいるということで、会社では、確認が取れしだい誤った分を取り消すことにしています。
会社では「ご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます。同様の事態が発生しないようシステム増強を行いたい」としています。
-- NHK NEWS WEB