大手食品メーカーの「東洋水産」は、原材料の小麦粉や物流費などの上昇を受けて、やきそばなどの商品を来年4月から値上げすることになりました。
「東洋水産」は、麺類など小麦粉を主な原材料とするおよそ200品目を、来年4月1日にスーパーなどに納品する分から値上げします。
値上げ幅は、「マルちゃん焼そば 3人前」や「北海道産小麦の玉うどん 3食入」など生麺が4%から9%、ギョーザなどの冷蔵商品が3%から6%、冷凍食品のやきそばやうどんは家庭用と業務用を含めて2%から7%としています。
値上げの理由について会社では小麦粉の価格上昇に加えて、物流費や人件費も上がっているためだと説明していて、今回のように生麺や冷蔵商品の大半を値上げするのはおよそ10年ぶりだということです。
東洋水産は「生産の効率化など企業努力を重ねてきたが、商品の安定供給のためには価格の見直しをせざるえない状況になった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB