インドネシア東部のパプア州で2日、建設工事現場で働いていた作業員31人が殺害され、警察はインドネシアからの独立を目指す武装勢力の犯行と見て捜査しています。
インドネシア東部のパプア州の中部で2日午後、銃などで武装した集団が国道の建設現場を襲撃しました。
警察によりますと、この襲撃で国営企業の作業員、合わせて31人が殺害されたということです。
警察はインドネシアからの独立を目指す地元の武装勢力が関わった可能性が高いとみて軍と共同で武装勢力の行方を追っています。
パプア州の独立を求める武装勢力は、豊富な天然資源による利益が地元に還元されていないと主張し、インドネシア政府と衝突を繰り返しています。
現場はインドネシア政府が格差を是正しようと進めていたインフラ整備の一部で、襲撃を受けて工事はいったん中止されましたが、ジョコ大統領は早期に再開を目指したい考えを示しています。
-- NHK NEWS WEB