ネット通販大手のアマゾンは、新しいビジネスを目指す「スタートアップ」と呼ばれる企業の最新の製品を販売する専門サイトを立ち上げました。
アマゾンが18日から日本で始めたのは、スタートアップ企業の最新の製品を専門に販売するサイト「アマゾンローンチパッド」です。
スタートアップ企業は、従来のベンチャー企業と区別し、画期的な技術や発想でこれまでなかった新しいビジネスを目指す会社を表します。
サイトにはスマホと連携させて落とし物や忘れ物を防ぐ小型のタグや、耳が痛くならないヘッドホンなど250を超える各社の最新の製品が販売されています。
また、スタートアップ企業が自前で行うのが難しい、商品の在庫管理から販売、配送をアマゾンが代行し、売り上げの一部を手数料として徴収します。
スタートアップ企業「マモリオ」の増木大己社長は「製品を届けるまでには販売や在庫管理、こん包などさまざまな作業があり課題となっていたが、今後は製品作りに集中ができる」と話していました。
アマゾンジャパンのジャスパー・チャン社長は「日本のスタートアップをより発展させるためには、さらなるITの技術的投資やサポートが必要です。日本で一人でも多くの起業家の成功を支えていきたい」と述べました。
アマゾンはこうしたサイトをアメリカや中国、インドなどで開設していて、日本が9か国目になります。
-- NHK NEWS WEB