6日の東京株式市場、日経平均株価は一時、600円を超える値下がりとなり、ほぼ全面安の展開になりました。中国の通信機器大手「ファーウェイ」の幹部がカナダで身柄を拘束されたことを受け、アメリカと中国の貿易協議の先行きに警戒感が高まりました。
6日の東京株式市場は、朝方から幅広い銘柄に売り注文が広がり、その後もアジア各地の株式市場でも株価が下落したことなどから売り注文が増え、日経平均株価は一時、600円を超える値下がりとなり、ほぼ全面安の展開でした。
結局、日経平均株価6日の終値は、5日より417円71銭安い2万1501円62銭。
東証株価指数=トピックスは、29.89下がって1610.60。
1日の出来高は、15億1021万株でした。
6日の株価の下落は、カナダの司法当局がアメリカの要請を受けて中国の「ファーウェイ」の幹部の身柄を拘束したことが主な要因で、アメリカと中国の間の貿易協議の先行きに対する警戒感が高まりました。
市場関係者は「今回の事態は米中が貿易問題について協議しているさなかに起きたもので、今後の協議に悪影響を与えるのは避けられないとの見方が広がっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB