携帯大手のソフトバンクが6日、全国で通話やデータ通信ができなくなる障害を起こしたことを受けて、総務省は法律に基づく「重大事故」にあたる可能性があるとして会社側から詳しい状況の報告を受けることにしています。
ソフトバンクと第2ブランドの「ワイモバイル」の携帯電話では、6日午後1時半ごろから全国的に通話やデータ通信ができなくなる障害が発生しました。
さらにソフトバンクの回線を使ったいわゆる格安スマホの「LINEモバイル」や「mineo」、「nuroモバイル」などのサービスにも障害が発生し復旧までにおよそ4時間半かかりました。
障害の原因についてソフトバンクは、全国にある複数の通信設備の不具合としていますが、詳しい原因は今のところ分かっていないとしています。
通信障害の発生を受けて総務省は、電気通信事業法に基づく「重大事故」にあたる可能性があるとして、7日、会社側から詳しい状況の報告を受けることにしています。
今回の障害では、決済サービスやコンサート会場の電子チケット、航空会社の搭乗手続きなど拡大が急速に進むスマートフォンを使ったさまざまなサービスで影響が広がりました。
-- NHK NEWS WEB