7日のニューヨーク株式市場は、米中の貿易摩擦への懸念などをきっかけに投資家の間で世界経済の先行きへの不安が一段と強まり、ダウ平均株価は前日に比べて550ドル以上値下がりし、引き続き不安定な相場となっています。
7日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて558ドル72セント安い、2万4388ドル95セントでした。値下がり率は、2.24%でした。
この日の取り引きは、アメリカの先月の雇用統計の数値が市場予想を下回ったうえ、米中の貿易摩擦への懸念などから投資家の間で世界経済の先行きへの不安が一段と強まりました。
このため、ハイテクや消費関連、それに金融株などが売られ、ダウ平均株価は、一時、前日に比べて680ドル以上値下がりする場面もありました。
市場関係者は「週末にかけてリスクを避けようという売り注文も目立った。今月見込まれている追加の利上げに慎重な報道が出ても、むしろ『景気後退のシグナルでは』というマイナスの見方をする動きもあった。当面は不安定な動きが続きそうだ」と話しています。
-- NHK NEWS WEB