大手自動車メーカー、ホンダが手がける小型のビジネスジェット機「ホンダジェット」が、日本の安全基準を満たす「型式証明」を取得し、日本でも今月から機体の納入を始めることになりました。
ホンダの発表によりますと、「ホンダジェット」は日本での安全性の基準を満たしたとする「型式証明」を、7日、国土交通省から取得したということです。
「型式証明」の取得が想定よりも早くなったため、ホンダは来年前半に始めると計画していた日本国内での機体の納入を今月から始めることになりました。
会社によりますと、日本ではこれまでに10機以上の受注が決まっているということです。
ホンダの八郷隆弘社長は「空を自由に移動できるモビリティーの実現はホンダの創業当初からの夢で、創業の地である日本で承認を得られ、うれしく思う。お客さまの可能性を広げるチャレンジを今後も続けていく」とコメントしています。
ホンダジェットは、燃費の性能を高めるために主翼の上にエンジンが付いた独自のデザインが特徴の7人乗りの小型のビジネスジェット機で、2015年にアメリカで販売を開始し、現在はヨーロッパやアジアなど66か国で販売しています。
-- NHK NEWS WEB