対戦ゲームを競技として行う「eスポーツ」の人気が高まる中、海外の大手メーカーが日本でのゲーム向けの製品の販売を強化しています。
eスポーツは、ことしの新語・流行語大賞のトップ10に選ばれるなど、国内での認知度も急速に高まっていて、市場の拡大が期待されています。
こうした中、台湾のメーカー、エイスースは先月、ゲームに特化したスマホの販売を開始しました。
ゲームを長時間楽しめるよう、本体を冷やすファンを外に付けられるほか、側面にはセンサーを搭載し、ゲーム機のコントローラーのように細かな操作ができるよう設計されています。
エイスースジャパンの溝上武朗執行役員は「eスポーツの盛り上がりで、日本のゲーム市場全体がさらに成長する可能性を感じている」と話しています。
中国のパソコンメーカー、レノボは、ゲーム専用の高性能なパソコンを家電量販店などを通じて本格的に販売することにしています。
また、パソコンでゲームを遊ぶきっかけを作ろうと、全国各地のショッピングセンターなどでゲーム大会を開くことを発表しました。
自身も「ゲーマー」だというレノボ・ジャパンのデビット・ベネット社長は「市場はまだ愛好家の層が中心だが、親子や家族など幅広い層を取り込んでいきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB