11日、三重県大台町のスーパーでカワハギとして販売された魚が、毒のあるソウシハギだった可能性のあることがわかり、三重県は購入した人に食べないよう呼びかけています。
三重県によりますと、大台町栃原のスーパーマーケット「味彩館キッチン海ものがたり」では、松阪市にある県地方卸売市場のせり売り業者から切り身の魚3匹をカワハギとして仕入れ、11日午前10時から午後2時までの間に、このうち2匹を販売しました。
ところが、この業者から「毒のあるソウシハギかもしれない」という連絡を受け、11日午後4時ごろ、松阪保健所に相談をしたということです。
三重県によりますと、ソウシハギには内臓にパリトキシン様毒が含まれるものがあり、誤って食べた場合、激しい筋肉痛や呼吸困難などで死亡する可能性があるということで、購入した人に食べないよう呼びかけています。
スーパーマーケットを運営する会社の積木修二社長は「鮮魚の仕入れの担当者も変わったハギとしか思わず販売してしまった。皆様に多大な迷惑をおかけして大変申し訳ない。購入された人は食べずにすぐ店に連絡をしてほしい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB