６年前、北九州市で建設会社役員の男性が拳銃で撃たれて殺害された事件で、警察は、市内に本部がある特定危険指定暴力団、工藤会の幹部らが関わったとして、殺人などの疑いで十数人の逮捕状を取り、まもなく逮捕する方針です。
平成２３年１１月、北九州市小倉北区で建設会社役員の内納敏博さん（７２）が、自宅の前の路上で、オートバイに乗った２人組に拳銃で撃たれて殺害されました。
警察は、いきなり拳銃を発砲する手口などから暴力団関係者が関わったと見て、北九州市に本部を置く特定危険指定暴力団、工藤会に対する捜査を進めてきました。
その結果、警察によりますと、別の殺人未遂事件などで逮捕起訴されている幹部の瓜田太被告（５３）や、田口義高被告（５１）ら十数人が関わった疑いのあることがわかったということです。警察は、殺人などの疑いで逮捕状を取り、まもなく逮捕する方針です。
これまでの調べによりますと、内納さんの会社は大手建設会社の下請け工事を受注する業者を取りしきる立場にあったということで、警察は、業者の選定をめぐって事件に巻き込まれた可能性があると見て、詳しいいきさつを調べています。
-- NHK NEWS WEB
