北海道木古内町で中国人11人が不法残留などの疑いで逮捕され、40人以上が行方不明になっている事件で、行方が分からなくなっていた中国人の４人が入国管理局に出頭し、強制退去の手続きが進められていることが捜査関係者への取材で分かりました。
先月26日、木古内町で隣の知内町にある太陽光発電施設の建設現場に派遣されるなどしていた中国人11人が不法残留などの疑いで逮捕され、ほかに46人が行方不明となっていました。
いずれも不法残留などの疑いがあるため警察が捜査していたところ、行方が分からなくなっていた中国人４人が札幌入国管理局に出頭していたことが捜査関係者への取材で分かりました。
さらに、この４人以外にも北海道外に移動して別の入国管理局に出頭した中国人もいるということで、いずれについても強制退去の手続きが進められているということです。
警察のこれまでの調べで、中国人たちは千葉県内の業者を通じて派遣され現場の元請け会社に偽造された疑いのある在留カードのコピーを提出していたことが分かっています。
警察は、残りの中国人の行方を捜査するとともに、違法な就労が組織的に行われていた疑いがあるとみて調べています。
-- NHK NEWS WEB
