中国の通信機器大手、ファーウェイの副会長がカナダで逮捕された事件を受けて、中国のSNS上には、企業が社員に対してファーウェイの携帯電話の購入を促す通知が投稿されるなどファーウェイを支持する動きが広がる一方、カナダ製品に対する不買を呼びかける書き込みも出始めています。
中国版ツイッターの「ウェイボー」上では、ファーウェイの孟晩舟副会長がアメリカの要請によりカナダで逮捕された事件のあと、中国国内の企業が社員にファーウェイ製品の購入を促すよう呼びかける通知などが投稿されています。
このうち陝西省の企業は、中堅幹部以上にファーウェイの携帯電話を使うよう義務づけたうえで、社員がファーウェイの携帯電話を購入した場合、代金の20%以上を補助するとしています。
また、深※センの企業は、会社の製品にはファーウェイの半導体を優先的に使用するとしたうえで、社員がファーウェイの携帯電話を購入した場合は15%を補助する一方、アップルの携帯電話を購入した場合は100%の罰金を取るとしています。
一方、カナダの製品に対する不買を呼びかける書き込みも出始めています。
中国の検索大手「バイドゥ」の掲示板には、ダウンジャケットなどを販売するカナダの高級ブランド「カナダグース」を取り上げ、「『カナダグース』をボイコットすべきか?」という質問に対し、「ボイコットすべきだ。中国人の力量を外国に分からせてやりたい」と返答するやり取りや、カナダ製品に対して「中国から出て行け」といった書き込みが投稿されています。
(「セン」は土へんに川)
-- NHK NEWS WEB