世界最大の交流サイトを運営するアメリカのフェイスブックは14日、ソフトウエアに欠陥があったため、最大で680万人の利用者の写真が外部に流出しかねない状況にあったと発表しました。
フェイスブックの発表によりますと、ことし9月13日から25日にかけて、連携しているおよそ1500のアプリの事業者が利用者の写真を閲覧できる状態になっていて、最大で680万人の写真が外部に流出しかねない状況だったということです。
ソフトウエアに欠陥があったことが原因で、すでに修正したということです。日本の利用者への影響は明らかになっていませんが、対象者には来週以降、通知することにしています。
本来は、フェイスブック上で公開した写真しか見ることができませんが、ソフトウエアの欠陥で、利用者が公開していない写真などもアプリの事業者に閲覧されたおそれがあるということです。会社は「申し訳ありません」と謝罪しています。
フェイスブックをめぐっては、ことし3月に大量の個人データが流出したことが明らかになって以降、不祥事が相次ぎ、アメリカでは再発防止策が不十分だとして、規制の強化を求める声が広がっています。
-- NHK NEWS WEB