東京・世田谷区で一家4人が殺害された事件から18年となるのを前に、遺族や地元の住民が現場近くに集まり、事件の解決を願いました。
平成12年の大みそか、東京・世田谷区の住宅で会社員の宮沢みきおさん(当時44)、妻の泰子さん(当時41)、長女で小学2年生だったにいなちゃん(当時8)、長男の礼くん(当時6)の一家4人が殺害されているのが見つかりました。
今月末で事件から18年となるのを前に、遺族や地元の住民が現場近くのホールに集まり、1分間の黙とうをささげました。
そして、れいなちゃんや礼くんが生まれた時の写真などをスライドで流し、幸せな日々を振り返りました。
また、みきおさんの父親で6年前に亡くなった良行さんが「4人は宝だった。犯人が必ず逮捕され、罰を受けるべきだ」と、涙を流しながら訴える映像も流されました。
最後に参加者は家族の遺影に花を手向けて、事件の解決を願いました。
みきおさんの母親の宮沢節子さん(87)は「今も1人でいる時は、家族写真に『おやすみ』と語りかけて過ごしています。事件が一刻も早く解決されることを願います」と話していました。
事件に関する情報は、成城警察署の捜査本部、03-3482-0110で受け付けています。
-- NHK NEWS WEB