女性が輝く社会の実現に積極的に取り組む企業として、政府は埼玉りそな銀行と鹿児島市の新日本科学に対して内閣総理大臣表彰を授与し、安倍総理大臣は表彰式で、各企業の一層の取り組みに期待を示しました。
女性が輝く社会の実現に向けて政府は4年前から女性の管理職への登用などに積極的に取り組む企業を表彰していて、今年度は、埼玉りそな銀行と、鹿児島市の医薬品開発関連会社、新日本科学に対して内閣総理大臣表彰を授与しました。
総理大臣官邸で行われた表彰式で、安倍総理大臣は「優秀な女性人材をめぐる獲得競争が激しさを増す中で、女性が働きやすい環境作りに向けて、企業はこれまで以上の取り組みが必要とされている」と述べ、各企業の一層の取り組みに期待を示しました。
内閣府によりますと、埼玉りそな銀行は、今年度の女性管理職の割合が32.4%と、銀行業界の平均の10.5%を大きく上回っているほか、取引先企業で働く女性のキャリアアップを支援するセミナーも開催しているということです。
また新日本科学は、2021年までに女性管理職を28%以上に増やす目標を掲げ、仕事と育児などが両立できる職場環境の整備を進め、昨年度の残業時間は前の年度に比べて、およそ4割削減されたということです。
-- NHK NEWS WEB