8K=スーパーハイビジョンの鮮明な画像の内視鏡を使った手術のシステムが北海道の旭川医科大学に導入され、17日、手術が行われました。8Kの内視鏡を使った保険医療の態勢が整えられたのは全国でも初めてだということです。
北海道旭川市にある旭川医科大学は、これまでの16倍の高精細の映像を見ながら手術をすることができる、8K=スーパーハイビジョンの内視鏡を使った手術のシステムを導入しました。
保険が適用される対象として、このシステムが導入されたのは全国でも初めてで、17日、手術が行われました。
医師たちは、からだの中を鮮明に映したモニターの映像で、細かい神経や血管の位置を確認し、直腸がんを切除する手術を行っていました。
病院は、このシステムで、主に大腸がんや胃がんなどの手術を行うことにしています。
8Kの解像度をもつ内視鏡は、微細な血管などを確認することができるとして、複数の会社が開発を行っています。
システムを導入した旭川医科大学の角泰雄教授は「より簡単に神経や血管が認識できるようになり、さらに安全で確実な手術ができると思う」と話していました。
-- NHK NEWS WEB