16日の未明、千葉県船橋市で、会社員の男性が殴られるなどしてけがをした事件を捜査していた船橋警察署の警察官が、現場付近にいた少年2人を誤ってその場で逮捕しました。警察は、誤認逮捕を認めるとともに2人に謝罪しました。
16日午前0時半ごろ、千葉県船橋市本町の路上で「けんかが起きている」という通報があり、船橋警察署の警察官4人が現場に駆けつけたところ、市内に住む59歳の会社員が顔や頭を殴られるなどしてけがをしていました。
警察官は、近くにいた人の証言などから、現場から立ち去ろうとしていた、いずれも自称で塗装業の16歳の少年と、アルバイトの17歳の少年の合わせて2人を傷害の疑いでその場で逮捕したということです。
しかし、その後、近くにある防犯カメラの分析を進めたところ、別の男が男性を殴っていることが確認されたため、船橋警察署は誤認逮捕を認めて、少年2人を16日午後4時半までに相次いで釈放しました。
船橋警察署の高橋俊行副署長は「2人と家族に謝罪するとともに、今後は適正な捜査に努めていきたい」とコメントしています。
警察は、傷害事件として、引き続き、現場から逃げた別の男の捜査を継続するとしています。
-- NHK NEWS WEB