ハロウィーンの直前の週末、混雑する東京・渋谷で面識のない男性2人に暴行して大けがをさせたとして高校生2人を含む少年4人が逮捕されました。調べに対してこのうちの1人は、「ハロウィーンで人が多く、警察の手が回らず捕まらないと思った」などと供述しているということです。
逮捕されたのは、いずれも埼玉県川口市に住む17歳のとび職の少年と18歳の高校3年生の男子生徒2人など合わせて4人です。
警視庁によりますと、4人は、ハロウィーン直前の週末のことし10月28日の早朝、渋谷駅近くの路上で35歳と28歳の会社員の男性2人に殴る蹴るの暴行を加え、骨折などの大けがをさせたとして傷害の疑いが持たれています。被害者とは面識がなく、突然言いがかりをつけたということです。
当時、4人とも酒を飲んでいて、警視庁によりますと、調べに対しこのうちの1人は「渋谷に行ってけんかをしようと思った。ハロウィーンで人が多く、警察の手が回らないと思った」などと供述しているということです。
この少し前には、近くで軽トラックが横転させられて壊される事件が起きています。渋谷の繁華街では、年末のカウントダウンなどのイベントに多くの人が集まる見通しで、警視庁は警戒や取締りを強化しています。
-- NHK NEWS WEB