アイスホッケー アジアリーグの強豪、日本製紙クレインズを運営する日本製紙がチームの活動拠点の北海道釧路市で会見を開き、主力の洋紙事業の収益悪化などにより、今シーズン限りで廃部することを正式に発表しました。
製紙大手の日本製紙は、19日午前11時からクレインズの安永敦美オーナーらが釧路市で会見を開き、主力の洋紙事業の収益悪化などにより、今シーズン限りでチームを廃部することを明らかにしました。
この中で、安永オーナーは「断腸の思いですが、クレインズの活動は来年3月末で終えることになりました。69年間、釧路の皆様の心温まる声援を糧に戦ってきました。長年応援してくださったすべての方にお礼申し上げます」と述べました。
そのうえで「最後のシーズンになるとは思いもよりませんでしたが、優勝を目指す思いは変わらず、最後まで戦い抜きます」と残る試合で全力を尽くす決意を述べました。
日本製紙は、これから企業などに呼びかけてチームの引き受け先を探すほか、選手24人などについては今後の希望を聞くとしています。
クレインズは、平成15年に海外のチームも入れて発足した「アジアリーグ」では優勝4回の強豪で、今シーズンは8チーム中、2位につけています。
-- NHK NEWS WEB