札幌市の不動産会社の店舗で起きた爆発とその後の火事で、警察や消防が詳しく調べた結果、けがをした人がさらに増え、52人に上ったことがわかりました。警察は、可燃性ガスが入った大量のスプレーをまいた不動産会社の店長らの対応に過失があった可能性もあるとみて調べています。
今月16日の夜、札幌市豊平区平岸の不動産会社の店舗で爆発があり、建物が全焼して、隣の居酒屋の客などがけがをしました。
警察や消防が詳しく調べた結果、けがをした人がさらに増え、近くの歩行者などを含めて合わせて52人に上ったことがわかりました。
また、現場周辺の建物でも39棟が被害を受けていたことが新たにわかりました。
消防によりますと、建物は最も遠いところで現場からおよそ200メートル離れているということです。
警察などによりますと、不動産会社の店長らは「廃棄処分する除菌消臭用のスプレー缶およそ120本を室内で噴射した。可燃性ガスという認識はなかった」と話しているということです。
店舗内には一時、20リットル分以上の大量のガスが充満していた可能性があるということで、警察は、店長らの対応に過失があった可能性もあるとみて調べています。
-- NHK NEWS WEB